飲食業を辞めたい人必読!今すぐにでも辞めるべき理由がちゃんとある。
こんにちは。カワりもんです。
接客業が好きな方は一度は飲食店での勤務経験があるかもしれません。
そんな飲食店ですがアルバイトの時はまだ良いとしても正社員になると馬車馬のように社員を働かせる企業が多数あります。
私にも経験がありますが、全然健全じゃありません。笑
体はしんどいし、時間は無いし。でも簡単に辞めれないんです。
自分の置かれた環境やそれぞれの利害があって辞めれない人がたくさん居ると思うんです。
今回は飲食店を辞めたいと思っていても、なかなか辞められない人の背中を少しでも押すべく、今すぐにでも辞めるべき理由をお伝えします。
目次
いきなり本題。なぜ辞めるべきなのか。
いきなり本題に入っていきますが、なぜ飲食店を辞めたいと思っている人が辞めるべきなのかを率直にお伝えします。
おそらく、ここに書ききれないほどの理由があると思いますが(笑)今回は4つご紹介します。
- 飲食業界の業務形態は過去も未来も変わらない
- 勝ちにくいビジネスモデル
- 飲食業界の給与水準が低い
- 飲食業界には厄介なお局が多い(笑)
最後のは反感を買いそうですが順を追って説明していきます。
飲食業界の業務形態は過去も未来も変わらない
飲食業の勤務形態は過去も、そしてこれからも中々変われないのが現状だと私は思っています。
そしてこれから先の未来も、飲食業界は激しい競争に巻き込まれ、さらに増税後には厳しい現実が待っていることと思います。
マイナビニュースにも下記のような記事が。
子どもとお出かけ情報サイト「いこーよ」(アクトインディ運営)は8月28日、12歳以下の子どもを持つ全国の保護者を対象とした「増税に関するアンケート」の結果を発表した。調査期間は2019年7月1日~8月5日、有効回答は1,004人。
このように、増税後に節約したいもののランキング1位は外食費。
マーケットの絶対数が大きくならない限り、1店舗当たりの客数は減ります。
そうすると、どこかで経費を削るか、価格を上げるしかなくなります。
経費を削る会社か。価格を上げる会社か。
そのうちの数学に強くないダメな経営者が、いろんな経費を削り出します。
人件費を下げ、従業員のモチベーションを落とし
原材料費を下げ、商品の質を落とし、
修繕費や雑費を抑える輩まで出てきます。
SNSの普及もあり、ブラック企業とかあまりにも過酷な働かせ方みたいなことは、度々メディアでも取り上げられて問題視されていますし、多少は企業の方も動かざるを得ない状況になってきつつあります。
が、そう簡単に変われるものでもないですし、そもそも労働環境をすぐに変えれる程の社内構造や、経営構造になっている飲食の会社なら既に変わっているはずです。
変われないところは変われないんです。
休みを増やしたり、時間を少なくしたり、それじゃあ利益が取れない構造になっているから、すぐには変えられないのが現状です。
勝ちにくいビジネスモデル
本来は飲食業は誰でもできるほど甘くありません。
頭を使わないと勝てないビジネスモデルなんです。
下記引用です。
日本政策金融公庫が行なっている「新規開業パネル調査」における業種別廃業状況において、調査期間の5年間(2011年から2015年)における全業種の廃業率平均が10.2%であるのに対し、飲食店・宿泊業の廃業率は18.9%となっている。
これは、全業種を通して1番の廃業率だ(ちなみに、2番が情報通信業で15.8%、3番目が小売業の14.5%)。
『飲食店は誰でもできる』
なんていうのは本当は間違っていて
人件費をかけていないから利益が出しやすい
っていうのが正確な表現なのではないでしょうか。
原価率30%に抑えよう。
FL比率はこれくらいで。
だれが決めたんですか?って話です。
家賃も最低賃金も場所によって違うんです。
その各々の場所や状況にあった原価率やFL比率を出せなければ、絶対に勝てません。
私の前職の店舗の場合は原価率30%とかでやってたら、潰れます。
人件費なんてまともに払えません。
そういう、会計知識や数学のできない学歴や知識の無い人が、甘い考えで誰でも参入しているからこうなっているのも現状です。
ほとんどの人がなんとなく経営できちゃっているのは、
人件費にお金をかけてないから利益が出せちゃってる
だけなんです。
当たり前の話ですよね。
労働基準よりも全然人間のことをこき使って働かせてるわけですから、当然経費は抑えられます。
飲食店が労働基準法に則って人を働かせないといけないような厳しい法律ができたとしたら、何店舗も飲食店は潰れと私は思います。
上記は人件費だけの話ですが、実際はもっと複雑で利益が出しづらい業種だということは頭に入れておいて間違いないです。
飲食業界の給与水準が低い
皆さん、飲食業界が低賃金なのは知っていますか?
飲食業界は低賃金なのか?
によると、残念ながら主要6業種(製造業・金融業,保険業・宿泊業,飲食サービス業・教育,学習支援業、医療,福祉,サービス業(他に分類されないもの)の中で、「宿泊業,飲食サービス業」は男女ともに最も低い賃金水準(男性:271.1千円、女性:196.7千円)となっており、最も賃金水準の高い「金融業,保険業」に従事する男性の平均年収466.4万円と比較すると、年収にしておよそ200万円の開きがあることになります。
飲食業界は低賃金なのか?」という質問に対しては、残念ながら、他業種と比較すると相対的に「低賃金である」と言わざるを得ないようです。
そもそも飲食業界の給与水準が低いです。
これは、ある一定の経費がかかってくるので、普通にやっていれば営業利益を勝ち戦のラインに持っていくのがそう簡単ではないからです。
払える給料に限界があるんですね。
飲食店の経営というのは、ある一定幅の経費がかかって、販売価格もライバル店や近隣の店舗などから、ある一定の価格に収まります。
すると、得られる利益もある程度の金額に収まってきます。
金融業や、不動産業のように爆発的な営業利益を出すこと自体が不可能な構造になっているんです。
飲食業は300万から450万程の給与水準の中でしか動かない。(もちろん例外はありますがほとんどの場合)
60歳まで働いたとしても、あなたがもらえる年収には最初から世の中の平均年収よりも低い金額で決まっているということです。
飲食店のお局には飲食店しか知らない厄介な人が多い
これは書くか悩みましたが、、。(そうじゃない人もそうじゃない職場も大いにあるので)
誤解を招かないようにお伝えしておくと、比較的こういった人たちが多い現状があると思います。
実際に私の勤めていた会社にも居ましたし、周りからも結構な確率でこういった話を聞きます。
そして、そういった方は視野の狭い発言を次々と繰り返します。
実際に私の勤めていた会社にあった実話を元によくある発言をお伝えします。w
例1 『飲食はこういうもん』
これ、ダントツでいらっしゃいますよね。
心当たりがある方も多いんではないでしょうか。
もはや、相手にしてはいけないレベルです。
危険人物です。
飲食業しか知らない可哀想な人か、世の中の勉強不足か、こういうもんっていうのに囚われて自分で何か新しいことを考えることのできない超超凡人以下の思考の持ち主だと思われますので、あまり関わらないようにしよう!笑
例2 『飲食業にしては良い方だよ』
いやいや。視野が狭すぎて笑えるレベル。
そんなことないって。笑
そりゃそーとーなブラック企業と比較するとマシなのかもしれない。
けども、入社して一度もボーナスなんて無し!
おまけに有給なんて一回も取った事ない!(私の場合ね)
仮にですよ。
あなたの勤務している飲食店が『飲食業にしては良かった』と仮定しても、他業種と比べると、こんなに働いてこれだけ?ってなる程おかしなレベルにいることをまず理解しよう!
『飲食業にしては』ってところがポイントで、その狭い一つの業種の中で人生を考えること自体がおかしいですからね。そもそも飲食業という限られたくくりの中で物事を考えていること自体が意味がわかりませんね!
『でも他業種と比較すると最悪ですよね』
と言ってあげよう!笑
例3 『俺の時代はもっとキツかった』
いや。しらんよ。
自分の時代は、、、
その俺はキツイのにも耐えてきたんだぜ感満載の遠回しなパワハラ発言を含む武勇伝話。
どーでもいいし、それを今の時代のこの職場の人間に求める。
その時と同じ職場環境をここでも作り上げたいの?
お前はその環境を幸せだと思ってたん?
やから、この職場も同じようにしてやろうぜってか?
やとしたら、ただの変態やで。
自分に降りかかった不幸を、他人にも味あわせてやろうと本気で思っているのでしょうか。
えーここにきて口調がだんだん荒くなってまいりましたのでこの辺にします!笑
外の世界を知らないと損
繰り返しますが、健全な企業はいくらでも存在します。
先ほどお伝えしたように、飲食業の中にいる人たちのあんな言葉を毎日のように聞かされていると。
『うちはまだマシなほうなのか』
『自分だけが甘えたらダメだな』
とか優しい人ほど考えがちですが、それほぼ洗脳されてますからね!笑
離れてみればあなたも100%実感すると思いますが、
飲食業の普通は他業種から見れば異常です。
その中に今おかれているだけなんです。
その異常な状況の中での『少しはマシか』or『マシじゃないか』と言ってるんです。
いやいや。まずその異常な状況から外にでよーよ。笑
って話なんです。
過酷な労働から解放されるとそこには、今までの飲食店が馬鹿らしく思えるほど、恵まれた環境はあることに気付くはずです。
(何度も念をおしますが、飲食業の全てを否定してるわけではなく、ここでは過酷な労働環境下に置かれた飲食店のことを指しています。飲食業でも健全なところももちろん多数存在しますから誤解のないように)
さあ!はじめの一歩を踏み出す準備は出来ましたか?
ここまで読んであなたはまだ迷っていますか?
飲食店を辞めたいと思っていない人や、こだわりをもって飲食業をされている方、料理人として、プロとして飲食業に励んでいる方はその厳しい状況の中で、自分で選んでお仕事をされていらっしゃると思いますので、本当に尊敬しますし応援したい気持ちでいっぱいです。飲食店で誇りを持って働いている方をけなしているつもりは一切ありません。
私がここで伝えたいのは、従業員のことを一番に考えてあげられないような企業で働き、苦しんでいる方。
恵まれていないその環境に苦しんでいる方は他にも選択肢があるということをお伝えしたいのです。
飲食業を辞めたくても辞めれない人には特徴があります。
人に優しくて
責任感が強くて
我慢強い
人に優しいがために、自分が辞めたら困るとか誰かが苦労すると考えます。
責任感が強いがために、この店の売り上げをしっかり作ってからとか、店長としての責任を全うしてからでないと。。などと考えます。
我慢強いがために、もう少し辛抱すれば改善するかもとか、周りが頑張ってるから自分も頑張らないと。と考える。
しかし、その考えこそが自分自身を追い込んでいることに気付いて下さい。
飲食店の離職率は。
自分が辞めると誰かが困る。と思っていると周りはどんどん辞めていき、残された自分はますます辞めることが困難になります。
『辞めたい』
そう思った時に辞めれなければ、あなたのような優しい人はいつまで経ってもその負のループから抜け出せません。
それでも
『なにか変わるかもしれない!』
とそんな、周りの環境に自分の人生のハンドルを握らせて、このまま数年間賭けに出ますか?
それよりも、自分自身の環境を自分の足で変える方向に進んだ方が、どう考えても手っ取り早いし正確ですよね。
自分の一度きりの人生です。
周りの環境が変わるのを待っていては、時間が勿体無い。
自分で環境を変えるんです!
我慢が美徳。
日本人には良くも悪くもそういう風潮があります。
わかります。
『どんな仕事も、気持ちいいのは1割。あとの9割は我慢』
なんて先日もテレビ影響力のある人が言ってました。
そういうのが必要な時ももちろんあると思います。
でもそうじゃない選択も出来るんです。
『どんな仕事も、9割、または10割楽しむことだって可能』
そんな人も世の中には沢山居るってことです。
これを読んでくださったあなたの未来が、今よりももっと良くなってくれれば本当に幸せです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
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